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公共工事に関する入札格付けの要諦
2024.04.18
横浜市、神奈川県等公共工事に関する入札格付けのペースとなる点数は、経営事項審査点数と自治体ごとに設定する主観点の合算したものであるのはご存じのとおりである。
入札参加した以上は、希望するランクに入りたいものである。
経審点数の割合が圧倒的に多いので、規模する格付けに落ち着くためには経営審査点数を如何に上げるか等に注力するのは頷ける。
しかし、経営事項審査点数はかつてのようにテクニカル的に上げ難い。売掛を少なくするとか、短期を減らし長期借入金の割合を高める、といった安直な方法では、現在の経営事項審査点数をアップすることが叶わない。経営の王道を行くしかない。経常利益を上げる。自己資本比率を上げる。借入金割合を減らす、技術者の資格レベルを上げる等々。中期的な展望のもとにコツコツと経営努力をしなくてはならない。時間がかかる
主観点は、横浜市も川崎市も神奈川県も全体の割合は少ないが、案外上げやすい。例えば、横浜市の主観点は、Ms=C(R−65)+α である。Rを上げるのである。どこに弱点があるのかは項目別評定点を見れば分かる。評点基準は公表されているので弱点を合理的に洗い出すのである。子細は省くが、その対策を講ずるのである。
即ち、希望する格付けに落とし込むための要諦は、Rなのである。
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