建設キャリアアップシステムの必然性
2021.09.07
前回、前々回と、経営事項審査手続きの変遷を通して、おおらかな時代の終焉が建設業界にも及んできたことを受容しなくてはならないことを述べてきた。当局(国土交通省)は方針を立てたら必ず実現して行く。
25、26年前の建設産業政策大綱でうたわれていた不良不適格業者の排除、高品質成果物の社会への提供等は力強く推進されて来た。各官庁における格付ランキングに占める主観点(経営審査の客観点数への上乗せ部分)とりわけ完成工事において高得点を取ることの重要性は誰しもが理解していることだろう。
経営事項審査に関して言えば、財務内容の秀逸さに加えて技術力が大きく評価されるようになってきており、加えて職人(技能者)の資質向上にも目が向けられている。宵越しの金は持たない職人気質は葬られつつある。CPDに関して向上意欲のある技術者及びキャリアアップシステム登録技能者のレベル向上もW点に反映するようになった。
現在、キャリアアップシステム導入企業の公共工事入札に関してのアドバンテージは、多くの自治体に波及している。総合評価方式の加点ポイント或いは入札参加条件に入ってきている。登録さえしてしまえば時の経過に任せて得点アップに繋がるW点(技能者のレベルアップ)がある以上、今、登録しておいた方が良い。
どうせ、いつか登録しなくてはならないのである。
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