キャリアアップシステムと経営事項審査
2019.11.20
国土交通省は、今年９月に開かれた中央建設業審議会で経営事項審査の改正案を審議し、キャリアアップシステムを活用した経営事項審査を行っている企業にはインセンティブを与えることを決定しました。
改正建設業法において、建設工事に従事する者は、建設工事を適正に実施するために必要な知識及び技術又は技能の向上に努めなければならないことを背景に、継続的な教育意欲を促進させていく観点から、技術者及び技能者の技術又は技能の向上を取組む企業を新たに評価していきます。
今後は、キャリアアップシステムと経営事項審査の審査内容が連動していきますので、公共工事を行う企業又はこれから公共工事に参加しようとする企業は、キャリアアップシステムとの取組が大きな要素となってきます。
キャリアアップシステムへの登録は経営事項審査の点数をアップさせるばかりか、一部の自治体で既に取り組んでいるように主観点にも反映される蓋然性も高いので、遅かれ早かれキャリアアップシステム登録をせざるを得なくなります。早目の対応が望ましいことは言うまでもありません。
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